2026年度、立命館大学の個別試験「情報」を受けた方、あるいはこれから過去問として取り組もうとしている方に向けて、大問Ⅰ〜Ⅳまでの全問の解答と解説をまとめました。
この記事は、手元に問題冊子を置きながら答え合わせをすることを想定しています。そのため、問題文や選択肢の文章そのものはここには書かず、問題にある空欄記号(ア・イ・ウ…)と選択肢番号(⓪①②…)だけを使って、「どれが正解か」「なぜその答えになるのか」を一つずつ説明していく形にしています。問題が手元にない方は、先に大学の公式サイトなどで問題を確認してから読み進めるとスムーズです。
試験全体の構成や配点、出題傾向については別記事([試験全体の傾向・配点と対策はこちら])で詳しく解説しているので、そちらもあわせて読んでみてください。また、大問Ⅲで扱われている状態遷移図という考え方自体にまだ慣れていない方は、オリジナルの例題を使って仕組みから説明している記事([状態遷移図の考え方を基礎から解説])も参考になるはずです。
各大問の冒頭には、まず正解だけをまとめた早見表を置いています。時間がない方や、とりあえず自分の解答が合っているか確認したい方は、この表だけ見ていただければ答え合わせが完了です。その下に、なぜその答えになるのか、他の選択肢がなぜ誤りなのかを、設問ごとに詳しく解説しています。
それでは、大問Ⅰから見ていきましょう。
大問Ⅰ(情報技術全般)
| 空欄 | ア | イ | ウ | エ | オ | カ | キ | ク | ケ | コ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正解 | ⓪① | ①②④ | ①③④ | ⓪④ | ①②④ | ②③ | ⓪③④ | ⓪② | ①②③ | ①② |
| 空欄 | サ | シ | ス | セ | ソ | タ | チ | ツ | テ | ト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正解 | ⓪ | ② | ② | ④ | ② | ① | ⓪ | ⓪② | 3 | 8 |
| 空欄 | ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ | ハ | ヒ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正解 | ⓪ | ③ | ③ | ① | ② | ①③ | ⓪③④ |
〔1〕知識問題(すべて選べ)
各選択肢を1つずつ○×で判定する形式です。ここは選択肢数が多いので、正解の理由を中心に、誤りの選択肢は要点だけ押さえる形にしています。
ア(コンピュータの基本装置)→ ⓪①
CPUが演算・制御の2装置からなること、主記憶が一時記憶の役割を持つことは教科書通りで正しい選択肢です。②は補助記憶を「高速」としている点が逆(実際は低速・大容量)、③は主記憶に読み込んでから実行するという順序が逆、④はコンピュータが複数装置の連携で動くという前提に反するため、いずれも誤りです。
イ(OS)→ ①②④
OSが主記憶・補助記憶の管理、プログラムの実行制御、アプリとハードウェアの仲立ちを行うという3点が正しい内容です。⓪は「アプリの上でOSが動く」と主従が逆、③は内容自体が不自然な文のため誤りです。
ウ(通信の階層構造)→ ①③④
トランスポート層の信頼性制御(TCPなど)、アプリケーション層のWeb・メール処理、インターネット層のIPアドレスに基づく通信が正しい組み合わせです。⓪はIPアドレス関連をトランスポート層としている点、②はアプリケーション層の仕事をネットワークインターフェース層としている点がそれぞれ誤りです。
エ(ルーティング)→ ⓪④
「適切な経路を選ぶ仕組み」という定義と、「障害などに応じて経路が動的に変わる」という性質が正しい内容です。①はIPアドレスでなくユーザー名としている点、②は利用料金計算と結びつけている点、③はTCPの役割(再送)をルーティングの仕組みとしている点が、それぞれ誤りです。
オ(情報の表現)→ ①②④
標本化→量子化→符号化というデジタル化の順序、その過程で生じる誤差、デジタルデータが媒体を問わず記録できる点が正しい内容です。⓪はアナログ・デジタルの連続/離散が逆、③は可逆圧縮を「完全に元に戻せない」としている点が定義と矛盾し、誤りです。
カ(情報デザイン)→ ②③
文字サイズ・色の変更によるアクセシビリティ向上、誰でも使えるようにするユニバーサルデザインの説明が正しい内容です。⓪は直感的操作をCUIとしている点(正しくはGUI)、①は「使いやすさを担保するセキュリティ」という言い回し自体が不自然(本来ユーザビリティの話)、④はピクトグラムを「具体的に」「切り離して」表現するとしている点が、それぞれ誤りです。
キ(情報セキュリティ)→ ⓪③④
機密性の定義、バックアップが可用性を守る対策である点、技術的対策だけでなく人的・物理的対策も必要という点が正しい内容です。①は完全性を「暗号化」と同一視している点、②は可用性を「誰でも自由に」としている点がそれぞれ定義とずれており誤りです。
ク(認証)→ ⓪②
認証の定義、生体認証がパスワードの記憶・紛失の心配がない点が正しい内容です。①は認証と認可(権限)を混同している点、③はパスワードの目的を「識別」としている点(正しくは認証)、④は生年月日が推測されやすくパスワードに不向きという事実に反する点が、それぞれ誤りです。
ケ(マルウェア)→ ①②③
個人情報・パスワードの窃取、PC動作の低下・停止、知らぬ間に攻撃に加担する(踏み台化)の3点が正しい内容です。⓪は対策ソフトで100%防げるとしている点、④はネット接続なしでは感染しないとしている点(USBメモリ等からも感染しうる)が、それぞれ誤りです。
コ(ファイアウォール)→ ①②
内部→外部の通信も制限できる点、不正アクセス遮断が可用性向上につながる点が正しい内容です。⓪は内部同士・外部同士の通信まで制御するとしている点、③は全遮断とインターネット利用の両立を主張している点、④はデータの中身から悪性部分を「取り除く」機能としている点が、それぞれ誤りです。
〔2〕論理回路
論理積回路(AND)の真理値表で、入力Aを「制御信号」、入力Bを「データ」とみなして考えます。
- サ(A=0のとき)→ ⓪:ANDは片方が0なら結果は必ず0。Bの値に関係なく出力は常に0になる
- シ(A=1のとき)→ ②:ANDは両方1のときだけ1になるので、Aが1のときはBの値がそのまま出力される(B=0なら0、B=1なら1)
3入力(A,B,C→Y)の真理値表も同様に考えます。
- ス(A=0のとき)→ ②:表を見るとA=0の行だけを抜き出すと、Yは常にBと同じ値になっている(Cには左右されない)
- セ(A=1のとき)→ ④:A=1の行だけ抜き出すと、Yは常にCと同じ値になっている(Bには左右されない)
回路図(P, Q, RをAND2つとORで組み合わせた図)は、「Rを制御信号として使い、Rが1ならP、Rが0ならQを選んで出力する」回路(セレクタ)になっています。ス・セの結果と照らし合わせると、この回路が表2の関係を再現するには、制御信号の位置にA、選ばれる側にB・Cを対応させる必要があります。

- ソ(P)→ ②(入力C)
- タ(Q)→ ①(入力B)
- チ(R、NOT回路を通る側)→ ⓪(入力A)
〔3〕二次元コード
- ツ → ⓪②:条件(a)(b)(c)(コード全体の大きさ、黒い枠の模様、データ部の大きさ)は変えられません。この制約の中でデータ量を増やすには、①決められたスペースの中でセルの数を増やす(1マスを小さくする)か、②1マスで表現できる色の種類を増やすか、のどちらかしかありません。セルの面積を大きくすると逆にマスの数が減ってしまうので不適切です。
- テ → 3:8種類の値を区別するには2の何乗が8以上になるか考えます。23=8なので3ビット必要です。
- ト → 8:1マスが8種類の値を取れるなら、25マス全体では8×8×…×8(8を25回掛ける)=825通りの組み合わせが表現できます。
〔4〕データの活用
- ナ(学生・社会人の別)→ ⓪名義尺度:単なる分類のラベルで、大小や順序に意味がないため
- ニ(ポケットマネー)→ ③比例尺度:金額は0円という絶対的な基準があり、2倍・3倍という比も意味を持つため
- ヌ(余暇時間)→ ③比例尺度:時間も0時間という絶対的な基準があるため
- ネ(満足度)→ ①順序尺度:1〜10の数字で表されるが、「3点と4点の差」と「8点と9点の差」が同じ大きさとは限らないため(順番には意味があるが間隔は保証されない)
グラフ読み取り(ノ・ハ・ヒ)は、図中に示された折れ線の数値を実際に比較して判断します。
ノ(学生)→ ②のみ
- ⓪ 学業に使う時間が増えれば、満足度の平均値が高くなる → ×。図3(a)(b)はポケットマネーと余暇時間のグラフしかなく、学業時間のデータはそもそも示されていません。グラフに載っていない項目についての主張は判定しようがないので誤りです。
- ① 度数が最も大きい階級と最も小さい階級の満足度の差は2.0以上ある → ×。度数が最大なのは「55,000〜59,900円」の階級(10人、満足度平均4.8)、最小なのは「〜49,900円」の階級(1人、満足度平均3.0)。差は4.8−3.0=1.8で、2.0には届きません。
- ② ポケットマネーが多いほど満足度の平均値は高くなる → ○。3.0→4.0→4.8→5.9→7.4→8.3と、階級が上がるにつれて一貫して上昇しています。
- ③ ポケットマネーが多いほど余暇時間は長くなる → ×。図3(a)はポケットマネーと満足度、図3(b)は余暇時間と満足度の関係を示したグラフで、ポケットマネーと余暇時間を直接結びつけたデータはどこにもありません。
- ④ 余暇時間が増えると満足度が必ず上がる → ×。図3(b)の折れ線は5.0から一度下がって底を打ち、その後上がっていく形(谷型)になっており、「増えると必ず上がる」わけではありません。:ポケットマネーの階級が上がるにつれて満足度の平均が3.0→4.0→4.8→5.9→7.4→8.3と一貫して上がっているので、「多いほど満足度が高い」が成り立ちます。他の選択肢は、度数最大・最小階級の差が2.0未満だったり、余暇時間のグラフが山型(増えれば必ず上がる、ではない)だったりして成り立ちません。
ハ(社会人)→ ①③
- ⓪ 仕事に使う時間が増えれば満足度の平均値が高くなる → ×。ノの⓪と同じ理由で、仕事時間のデータ自体が示されていません。
- ① ポケットマネーが増えたとしても満足度の平均値は上がらない → ○。7.0→6.8→5.8→5.0→4.9→3.8→3.0→2.3と、階級が上がるにつれて一貫して下がっており、一度も上昇していません。
- ② 余暇時間が長い方から4分の1の社会人は、全員の満足度が6.0より大きい → ×。40人の4分の1は10人。余暇時間が長い方から数えると、7.0〜7.9h(1人)、6.0〜6.9h(2人)、5.0〜5.9h(2人)、4.0〜4.9h(3人)でちょうど8人、残り2人は3.0〜3.9hの階級から入ります。この3.0〜3.9h階級の満足度平均は4.8で、平均が6.0を下回っている以上、その階級の全員が6.0を超えることは数学的にあり得ません。
- ② 余暇時間が長い方から4分の1の社会人は、全員の満足度が6.0より大きい → ×。40人の4分の1は10人。余暇時間が長い方から数えると、7.0〜7.9h(2人)、6.0〜6.9h(4人)、5.0〜5.9h(4人)でちょうど10人になります。このうち5.0〜5.9h階級の満足度平均はちょうど6.0です。この階級の4人全員が6.0より大きかったとしたら、平均も6.0を超えるはずですが、実際の平均はちょうど6.0なので、少なくとも1人は6.0より大きくありません。したがって、この10人全員の満足度が6.0より大きいとは言えません。
- ③ 余暇時間が多い階級ほど満足度の平均値は高くなる → ○。2.0→2.9→4.3→4.8→5.8→6.0→6.3→7.0と、一貫して上昇しています。
- ④ 社会人にとってポケットマネーも余暇時間も満足度とは関係ない → ×。①③で見た通り、どちらもはっきりとした関係(相関)が読み取れるので、「関係ない」は明確に誤りです。
ヒ(学生と社会人の比較)→ ⓪③④
- ⓪ すべての学生のポケットマネーは、どの社会人のポケットマネーよりも少ない → ○。学生の最大値は73,400円、社会人の最小値は88,500円です。「一番お金を持っている学生」でも73,400円しかなく、「一番お金を持っていない社会人」の88,500円に届きません。箱ひげ図のひげの両端(最大・最小)どうしでこの大小関係が成り立っているので、学生と社会人のすべての組み合わせで「学生<社会人」が保証されます。
- ① 学生の場合、ポケットマネーの中央値と平均値は同じである → ×。中央値は60,900円、平均値は61,180円で、280円のズレがあります。箱ひげ図の×印(平均)と中央の太線(中央値)の位置が完全には重なっておらず、わずかにずれて描かれていることからも、両者が一致していないことが読み取れます。
- ② すべての社会人のポケットマネーは10万円を超える → ×。社会人の最小値は88,500円で、10万円(100,000円)を下回っています。最も少ない人が10万円に届いていない以上、「すべて」10万円を超えるとは言えません。
- ③ 学生の余暇時間は、社会人の余暇時間より平均で見て2時間以上長い → ○。学生の平均は6.7時間、社会人の平均は3.6時間で、差は3.1時間です。2時間以上という条件を満たしています。
- ④ 社会人の余暇時間の平均値よりも余暇時間の長い学生は30人以上いる → ○。社会人の平均は3.6時間です。学生のQ1(第1四分位数)は5.1時間で、これは3.6時間を上回っています。Q1は「下から25%の位置」を表すので、学生40人のうち残り75%=30人は、Q1以上(5.1時間以上)の余暇時間を持っています。5.1時間はすでに3.6時間を超えているので、この30人は全員、社会人の平均である3.6時間を上回っていることになります。よって「30人以上」という条件を満たします。

大問Ⅱ(アルゴリズム)
| 空欄 | ア | イ | ウ | エ | オ | カ | キ | ク |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正解 | ②③④ | ⑤ | n | 32 | 2n | ⓪② | ②③④ | ①②④ |
| 空欄 | ケ | コ | サ | シ | ス | セ | ソ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正解 | ①④⑥ | ⑤ | 755 | ④⑤ | ①③ | 910 | (m+1)n |
〔1〕表1(A〜E、容量700g)
「収益が大きい順」(アルゴリズムX)で1つずつ積めるか判定すると、A→(Bは超過で不可)→(Cも超過で不可)→D(Aと合わせてちょうど700gで積める)→(Eは超過で不可)という流れになり、AとDが積まれます。
「重さが軽い順」(アルゴリズムY)で同じことをすると、E→D→C(ここまでで600g)→(Bは超過で不可)→(Aも超過で不可)となり、ア=C・D・Eが積まれ、イ=600(g)になります。
ウ:どちらのアルゴリズムも、5個なら5回、n個ならn回、順番に1個ずつ判定するだけなので、判定回数はn回です。
エ:5個の作品それぞれについて「積む」「積まない」の2択なので、組み合わせは2×2×2×2×2=32通りです。
オ:同じ考え方をn個に広げると、2をn回掛けた2n通りになります。
〔2〕表2(J〜N、容量1000g)
- アルゴリズムX(収益順:J,K,L,M,N)→ J(700g)を積み、Kは超過、Lを追加(700+300=1000g)、M,Nは超過。カ=J・L
- アルゴリズムY(軽い順:N,M,L,K,J)→ N,M,Lの順に積んで600g、Kは超過、Jも超過。キ=L・M・N
- アルゴリズムZ(収益÷重量が大きい順):各作品の比を計算するとK(0.64)>L(0.6)>J(0.5)>N(0.45)>M(0.4)の順になります。K(500g)→L(300g、計800g)→J(超過)→N(100g、計900g)→M(超過)。ク=K・L・N
比で選ぶZが、Xの530円やYの305円より高い545円を達成し、「良さそうだ」という文章と一致します。
〔3〕表3(P〜V、ドローン10号1000g・5号500g)
まず全作品に比(収益÷重量)を計算すると、Q(0.7)>P(0.65)>T(0.6)>U(0.55)>S(0.5)>V(0.45)>R(0.4)の順になります。
- 10号(1000g)から先に詰めると:Q(600g)→P(超過)→T(300g,計900g)→U(超過)→S(超過)→V(100g,計1000g)→R(超過)。ケ=Q・T・V(合計645円)
- 残ったP,R,S,Uを5号(500g)に詰めると:P(超過)→U(200g)→S(超過)→R(超過)。コ=U(110円)
- 合計 サ=755円
- 逆に5号(500g)から先に詰めると:Q(超過)→P(超過)→T(300g)→U(計500g)→S(超過)→…。シ=T・U(290円)
- 残ったQ,P,S,V,Rを10号(1000g)に詰めると:Q(600g)→P(超過)→S(計1000g)→V(超過)→R(超過)。ス=Q・S(620円)
- 合計 セ=910円
積む順番を入れ替えるだけで755円と910円という差が出てしまう、というのがこの設問のポイントです。
ソ:作品がn個、ドローンがm機のとき、1つの作品は「m台のどれかに積む」か「どこにも積まない」のm+1通りの選び方があります。それがn個分あるので、組み合わせの数は(m+1)n通りです。
大問Ⅲ(状態遷移図)
〔1〕電卓の基本操作
| 空欄 | 正解 | ポイント |
|---|---|---|
| ア | ④ | 「8-5+2」の2番目の操作は引き算 |
| イ | ① | 3番目の操作は「5」を押す |
| ウ | ③ | 2桁の十の位は1〜9(先頭は0にならない) |
| エ | ② | 2桁の一の位は0〜9(0でもよい) |
〔2〕1〜9・2桁の加減算
| 空欄 | 正解 | ポイント |
|---|---|---|
| オ | ② | 1番目の数の1桁目は1〜9 |
| カ | ③ | 1桁の数のあと直接「+」を選ぶ経路 |
| キ | ⓪ | 1番目の数の2桁目は「0」の経路 |
| ク | ② | 2番目の数の1桁目も1〜9 |
| ケ | ⑤ | 2番目の数が1桁で終わる場合、直接「=」に進む経路 |
〔3〕計算式の作成
| 空欄 | 正解 | ポイント |
|---|---|---|
| コ | ② | S→ⓑまでで通る記号は2つだけ |
| サ | ①③ | 図の経路で実際に作れるのはこの2つ |
〔4〕図の見比べ
| 空欄 | 正解 | ポイント |
|---|---|---|
| シ | ① | 経路の見た目は違っても、作れる式の集合が完全に一致する |
| ス | ①③ | 6つの選択肢のうち、図の経路で実際にたどり着けるのは2つだけ |
〔3〕計算式の作成(サの詳しい解説)
サは選択肢が6つあり、それぞれ図の経路をたどって実際に作れるかどうかを1つずつ確認する必要があります。結論として、サ=①③ です。
| 選択肢 | 式 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|---|
| ⓪ | 7-8+12= | × | 2桁モードに入った後は「12」のような2桁を新たに作れない |
| ① | 6+2+5+4= | ○ | 「+」のループを繰り返すことで1桁の数を何個でもつなげられる |
| ② | 3+5-7+1= | × | 2桁モード側のループは「+」専用で、「-」へ切り替えられない |
| ③ | 40+98+5-8= | ○ | 2桁→2桁→1桁→1桁の順に経路をたどれば作成可能 |
| ④ | 22+65+48= | × | 2桁の数の直後は必ず「+」が強制され、そのまま「=」で終われない |
| ⑤ | 61-5= | × | 2桁の数の直後は「+」が強制されるため、「-」には進めない |
①と③を見分けるポイントは、「1桁の数だけをつなぐ経路(+ループ)」と「2桁の数を使う経路」がそれぞれ別のルールで動いている、という点です。どちらも+の繰り返しでは作れますが、-を使う式や、2桁の直後に=で終わる式は作れません。
大問Ⅳ(プログラミング)
| 空欄 | ア | イ | ウ | エ | オ | カ | キ | ク | ケ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正解 | ⓪ | ⓪ | ② | ④ | ① | ⓪ | ⑥ | ② | ④ |
| 空欄 | コ | サ | シ | ス | セ | ソ | タ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 正解 | ③ | ⑥ | ③ | ⑦ | ⑦ | ① | ⑤ |
〔1〕料金計算 ryokin_keisan(kyori)
3km以内は150円固定、それを超えたら「超えた分を1km単位で切り上げて、50円ずつ追加」という規則です。
- ア=
kyori > 3.0:3kmを超えているかどうかで場合分けするため - イ=
ryokin:すでに150で初期化されている変数ryokinを土台にして、そこに追加料金を足す - ウ=
kyori - 3.0:3kmを超えた分の距離 - エ=
50:1km超過ごとに50円加算
例えば距離3.5kmなら、超過分0.5kmを切り上げて1km、150+50×1=200円となり、問題文の例と一致します。
〔2〕距離計算 kyori_keisan(from, to)(直線路線)
配列H_kyori_ekikanには隣り合う駅同士の距離が順番に入っています。
- オ=
from < to:下り方向(番号が増える方向)に進むかどうかの判定 - 下り方向のとき:カ=
fromからキ=to - 1まで番号を増やしながら足す(fromとtoの間の区間をすべて足すため、最後はto-1番目の区間まで) - 上り方向のとき:ク=
from - 1からケ=toまで番号を減らしながら足す
〔3〕駅名変換 ekimei_henkan(ekimei)
配列H_ekimeiの0番目から9番目まで順番に調べ、一致する駅名が見つかった位置(添字)を返す処理です。
- コ=
0、サ=9:配列の最初から最後まで全部調べるため - シ=
H_ekimei[i] == ekimei:i番目の駅名が、探している駅名と一致するかどうかの判定
〔4〕料金表示 ryokin_hyoji()
入力エラーの判定は「fromが無効」「toが無効」「fromとtoが同じ」の3つのどれか1つでも当てはまればエラー、という条件です。
- ス=
or、セ=or:3つの条件のうち1つでも成り立てばよいので、「または」でつなぐ
〔5〕距離計算の作り直し(環状線)
環状線では、時計回り・反時計回りの両方の距離を計算し、短い方を選びます。

- ソ=
!=:iがtoと一致するまで(=一致しない間は)足し算を繰り返すため - タ=
%:駅番号が9の次は0に戻るように、「1を足してから駅の数10で割った余り」を使うことで自動的に一周する仕組みを作っている
最新年度の赤本には、直近の過去問と解答・解説がまとめて収録されています。この記事で考え方をつかんだら、次は赤本で最新の問題にも挑戦してみてください。


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