2024年共通テスト「情報関係基礎」第1問 解説

2024年共通テスト「情報関係基礎」第1問解説 共通テスト解説

問1

a パスワードの管理

ログインするためのパスワードは、絶対に他人に知られないようにする必要があります。

パスワードをつけるときの注意点を以下に示します。

  • 英字、数字、記号を組み合わせる。
  • 短すぎず、長すぎない。
  • 誕生日、電話番号など、他人が推測しやすいものにしない。
  • 本人だけが覚えやすいものにする。
  • 他で利用しているパスワードを使いまわさない。

解答 ア①

b 著作権

特許権は、新規かつ工業上の利用可能な発明を保護する権利です。

肖像権は、本人の許可なしに撮影されたり、利用されたりしない権利です。

著作権は、創作物の財産的な利益を保護する権利です。

著作隣接権は、伝達者の権利で、歌手やミュージシャンの演奏を録音したり、公に伝えたりする際や、放送や配信など、公に向けて音楽や演劇を発信する際の権利です。

解答 イ① ウ②

c アルゴリズム

箱Aは空、箱Bにミカンを一つ、箱Cにリンゴを一つ入れた状態にします。

「箱Bのリンゴを箱Aに移動」→「箱Cのミカンを箱Bに移動」→「箱Aのリンゴを箱Cに移動」

解答 エ⑤ オ①

d 音のディジタル化

1ビットでは、0と1の2通りの状態を表現できます。

量子化ビット数を16ビットとすると、216段階で表現できます。

音のデータ量は、サンプリング周波数×量子化ビット数×時間数(秒)で求められるので、

44100×16×60=42336000ビット

1バイト=8ビットであるから、

42336000ビット÷8=5292000バイト=5292kバイト=5.292Mバイト

さらに、サンプリング周波数と量子化ビット数をそれぞれ半分にし、2チャンネルで4分間録音すると、データ量を求める式は、

(44100÷2)×(16÷2)×(60×4)×2=(44100×16×60)×2

よって、2倍とわかります。

解答 カ⑤ キ① ク②

問2

a ユニバーサルデザイン,情報セキュリティ

ユニバーサルデザインとは、年齢、能力、性別、文化背景などに関わらず、あらゆる人が利用しやすいように設計されるデザインのことです。

アクセス制御は、不正なアクセスを防ぐため、誰が、どんな権限でネットワークを利用できるのかを制限します。

オススメできそうな商品を提案するためには、お客様の年齢層と売上情報の分析結果が必要です。

解答 ケ② コ③ サ②

b 非接触型ICカード

非接触型ICカードは、近距離からリーダー機器に対して物理的な接触なしで情報をやり取りすることができます。

カードにはICチップが組み込まれていて、そこに内蔵されたメモリに情報が記録されています。

身近な非接触型ICカードには、交通機関の乗車カードなどがあります。

解答 シ②

c ネットワークシステム

クライアント・サーバーシステムとは、クライアントがコンピューターに要求を送り、その要求に応じて情報やサービスを提供するサーバーが協力する仕組みです。

解答 ス②

問3 ディジタル画像

E0のマス目に注目します。

E0のマス目の列は、上からF0,E0,C0,80,00です。

このとき、最小値は00、最大値はF0です。

最小値00は2進表記で0000 0000、10進表記で0。

最大値F0 は2進表記で1111 0000、10進表記で240。

よって、最小値と最大値の差は、10進表記で、240です。

E0のマス目の行は、左からEF,EE,EC,E8,E0です。

上位4ビットはすべて16進表記でEです。

列の最小値と最大値の差は240、行の最小値と最大値の差は15であるため、下位のビットの変化よりも上位のビットの変化の方が見た目の変化が大きいです。

2バイト=2×8ビットで1文字を表現するため、

200×200÷(2×8)=2500文字分表現できます。

解答 セ④ ソ② タ④ チ⓪ ツ④ テ① ト①

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