こんにちは。高校情報の未来予想図です。
高校情報Ⅰで出てくる『DIKWモデル』。
「データと情報って何が違うの?」
「知恵ってどういうこと?」
こんな風に感じていませんか?
この記事では、DIKWモデルの意味・図解・例題を使って、高校生にもわかるようにやさしく解説します。
テスト対策にもなる内容なので、しっかり理解しておきましょう!
DIKWモデルとは?
DIKWモデルとは、以下の4つの言葉の頭文字を取ったものです。
略語 | 意味 | 日本語訳 |
---|---|---|
D | Data | データ |
I | Information | 情報 |
K | Knowledge | 知識 |
W | Wisdom | 知恵 |
このモデルは、データ → 情報 → 知識 → 知恵という流れで、
人が「価値ある判断」をするまでのプロセスを示しています。
DIKWモデルの図解
下の図を見ると、流れがイメージしやすくなります。
図のように、下に行くほど基本的で、上に行くほど応用的なものになります。

それぞれの意味と具体例
Data(データ)=意味のない生の数字や文字
- 単なる記録や事実で、まだ意味はついていない。
- 【例】「30」「35」「33」← これだけでは何かわからない。
Information(情報)=データに意味をつけたもの
- データに意味や文脈を加え、人が理解できるようになったもの。
- 【例】「今日の気温は35℃で猛暑日」
Knowledge(知識)=情報をまとめ、理解・整理したもの
- 複数の情報をつなげて、「どういうことか」考えた結果。
- 【例】「猛暑日には熱中症のリスクが高まる」
Wisdom(知恵)=知識を活かした判断や行動
- 知識を使って、問題に応じた最適な行動ができること。
- 【例】「今日は水分をこまめにとって外出を控えよう」
実践問題(例題)
以下の文を読んで、「データ」「情報」「知識」「知恵」に分類しよう。
【例題】
ある高校生は、毎日天気と気温を記録していました。ある日、
- 天気:晴れ
- 気温:36℃
この記録から「今日は猛暑日で、部活中に熱中症になる可能性が高い」と考え、
「水筒を2本持っていく」ことにしました。
次の文を「データ」「情報」「知識」「知恵」に分類しなさい。
A. 「天気:晴れ、気温:36℃」
B. 「今日は猛暑日だ」
C. 「猛暑日は熱中症になりやすい」
D. 「水筒を2本持っていく」
【答え】
内容 | DIKWモデルでの分類 |
---|---|
「天気:晴れ、気温:36℃」 | データ(D) |
「今日は猛暑日だ」 | 情報(I) |
「猛暑日は熱中症になりやすい」 | 知識(K) |
「水筒を2本持っていく」 | 知恵(W) |
なぜDIKWモデルを学ぶの?
今の社会には、大量のデータや情報があふれています。
でも、それをただ見ただけでは意味がありません。
情報を知識にし、行動できる「知恵」に変えることが大切なんです。
まとめ
段階 | 内容 |
---|---|
D | データ:意味のない数値や文字 |
I | 情報:意味のある形にしたもの |
K | 知識:情報を理解・整理したもの |
W | 知恵:知識を活用して行動する力 |
DIKWモデルは、高校情報の基本中の基本!
例題を通して、「ただの知識」で終わらせず、
自分の生活に活かせる“知恵”に変える力を育てましょう!
📌 関連記事もおすすめ!
コメント