こんにちは。高校情報の未来予想図です。
「情報Ⅰ」の共通テストや定期テスト対策に役立つ内容を丁寧に解説しています。
順次構造とは何かをわかりやすく説明し、具体例や演習問題を通して基礎をしっかり学べます。
難しい概念もシンプルなコード例で学びやすく、初心者でも取り組める工夫が満載!
さらに、発展問題に挑戦することで理解を深めることができます。
さあ、プログラミングの第一歩として、勉強を始めましょう!
順次構造ってなに?
みなさんは、「順次構造」という言葉を聞いたことがありますか?
順次構造とは、プログラムが上から下へ、一つずつ命令を順番に実行していく仕組みのことです。
これはプログラムの基本中の基本!
今回は、順次構造について解説していきます。
一緒にゆっくり学んでいきましょう!
順次構造の具体例
例えば、次のような簡単な命令を想像してみてください。
- コップに水を入れる。
- 水を飲む。
- コップを片付ける。
この流れをプログラムで書くとどうなるでしょうか?Pythonでは次のように表現できます。
print("コップに水を入れる")
print("水を飲む")
print("コップを片付ける")
このコードを実行すると、上から順に命令が実行され、それぞれの文字が表示されます。
これが順次構造です。
実際にやってみよう
次は、簡単な計算をしてみましょう。
例題:足し算のプログラム
以下のコードを見てください。
# 数値を設定
x = 5
y = 3
# 足し算をする
result = x + y
# 結果を表示
print("足し算の結果は:", result)
このプログラムでは、数値 x
と y
を足して、その結果を画面に表示しています。
出力は次のようになります:
足し算の結果は: 8
演習1:引き算をするプログラム
それでは、皆さんの力を試してみましょう!
次の指示に従って、引き算をするプログラムを書いてみてください。
a = 10
とb = 4
を設定します。- これらの引き算の結果を
result
に保存します。 - 結果を画面に表示します。
答え
# 数値を設定
a = 10
b = 4
# 引き算をする
result = a - b
# 結果を表示
print("引き算の結果は:", result)
出力:
引き算の結果は: 6
もう少し進んでみよう:文字列の操作
数値だけではなく、文字列(文章)を扱うこともできます。
例題:名前をつなげる
# 名前を設定
first_name = "太郎"
last_name = "山田"
# フルネームを作る
full_name = last_name + first_name
# 結果を表示
print("フルネーム:", full_name)
このコードを実行すると、次のように表示されます:
フルネーム: 山田太郎
演習2:好きな単語をつなげよう
- 好きな単語を2つ設定します(例えば、”青” と “空” )。
- それらをつなげた結果を画面に表示するプログラムを書いてみましょう。
答え
# 好きな単語を設定
word1 = "青"
word2 = "空"
# 単語をつなげる
result = word1 + word2
# 結果を表示
print("つなげた結果:", result)
出力:
つなげた結果: 青空
発展問題
最後に、少しだけ難しい問題に挑戦してみましょう!
発展問題:合計点と平均点を計算するプログラム
- 国語、数学、英語のテストの点数をそれぞれ変数
japanese
、math
、english
に設定します。(例:80, 90, 70) - 3教科の合計点を計算し、
total
に保存します。 - 平均点を計算し、
average
に保存します。 - 合計点と平均点を画面に表示します。
答え
# 点数を設定
japanese = 80
math = 90
english = 70
# 合計点を計算
total = japanese + math + english
# 平均点を計算
average = total / 3
# 結果を表示
print("合計点:", total)
print("平均点:", average)
出力:
合計点: 240
平均点: 80.0
まとめ
順次構造は、プログラムを書く上での第一歩です。
一つひとつの命令を順番に実行することで、コンピュータに正確な指示を出すことができます。
今回学んだ内容を活かして、ぜひいろいろなプログラムを作ってみてください!
次回は、もっと応用的な内容に進んでいきましょう。
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